COPD（慢性閉塞性肺疾患）は、主に喫煙や長期的な呼吸器の刺激によって引き起こされる、進行性の肺疾患の総称です。
この疾患は、慢性気管支炎と肺気腫の二つの主要な病態を含みます。
COPDの症状
以下の症状が出ている場合は、COPDの可能性が疑われます。
- 息苦しくなることが増えた
- 咳や淡が増えてきた
- 胸が苦しくなる
COPDの原因
主な原因は、喫煙です。
喫煙はCOPDの発症リスクを大幅に増加させます。
喫煙によって吸入される有害な化学物質や毒素が肺組織を傷つけ、炎症を引き起こし、気管支や肺胞の損傷をもたらします。
これらが気管支炎や肺気腫などの病態を引き起こす原因となります。
他にも
- 大気汚染（工場の煙、自動車の排気ガス、黄砂などのPM2.5）
- 職業上の粉塵・化学物質（有機溶剤）など
- 低出生体重児
- 加齢
なども原因となります。
COPDの治療
喫煙されている方は、禁煙していただくことが必要になります。
また、気管支を拡げるための吸入薬を使って呼吸を楽にする治療を行っていきます。
それでも症状が改善せず、酸素濃度が低下する場合は、酸素の吸入も必要になります。
在宅酸素療法（HOT）
当院では在宅酸素療法（HOT）も行っております。
ご自宅でも酸素吸入を行うことで、息切れの改善や心臓への負担軽減を図ります。
