膀胱炎とは、膀胱内に細菌が侵入・増殖し、炎症が起きた状態を言います。
働く女性に多く出やすい症状で、一度かかってしまうと再発しやすいため、発症した場合は早めに医療機関を受診しましょう。
膀胱炎の症状
膀胱炎にかかると、以下のような症状が現れます。
- 残尿感・・・尿がまだ残っている感じがする
- 頻尿・・・トイレに行ったばかりなのに、またすぐに行きたくなる
- 白濁尿・・・白く濁った尿が出る
- 血尿・・・尿に血が混じっている
これらの症状のほか、高熱や腰痛がある場合や膀胱の炎症が腎臓まで広がり、腎盂腎炎になっている可能性があります。
原因は細菌感染
膀胱炎は、細菌感染がほとんどです。
そのため、ストレスや疲れ、体調が悪いなど、普段より免疫力が下がっている状態の時に発症することが多いです。
膀胱炎を起こす原因菌として最も多いのは大腸菌で、約70%を占めます。
ほかには、ブドウ球菌・セラチア菌・プロテウス・肺炎桿菌・腸球菌などが分離されています。
膀胱炎の予防
膀胱炎は、意識することで簡単に予防できます。
具体的には下記の点に気をつけましょう。
- トイレを我慢しない
- 水分をこまめに摂る
- 下半身を冷やさない
- 生理用ナプキンは3時間程度で交換する
膀胱炎の治療
膀胱炎の治療で最も大事なことは、水分を多くとって体内の原因菌を尿として出すことですが抗生物質の内服薬を用いる場合も多いです。
2~3日間薬を飲むと症状が改善するため、薬の服用を止めてしまいがちですが、膀胱炎は再発の可能性がありますので、自分で判断せず必ず医師の指示に従いましょう。